なんか「フロー」っていう「すごい状態」があるらしい!
でも、
- 「フロー」ってなに?
- どんなすごいことが起きるの?
- どうやったらフローに入れるの?
と、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一言で言うと、フローとは「マリオの無敵モード」です🍄
スーパースターととるという条件を満たすと、周囲の状況に関係なく自分が最強になって、超ハイパフォーマンスをすることができますよね!
それと同じように、フローに入るためのコツを満たすと、周囲の状況や時間を忘れるほど集中でき、仕事や勉強の生産性を高めることができるんです。
フローによってもたらされる効果はすさまじく、全世界が注目しています。
この記事を読み終える頃には、フロー状態になるためのコツを実践してみたくてウズウズしちゃうはずです!
ぜひ最後までご覧ください^^
フローってなに?
フローとは、取り組んでいることに「完全にのめり込んでいる状態」のことです。身近な言葉で言い換えると、「夢中になっている状態」といったところでしょうか^^
この心の状態は、アメリカの心理学者:ミハイ・チクセントミハイ氏の研究によって発見されました。彼は、人が課題に取り組むときの精神状態を8つに分けました。
そのうちの1つが、フローという「没頭状態」になります。
フローに入った人は、
- 我を忘れる
- 周囲のことが気にならない
- 時間の経過に気づかない
という状態になります。
つまり、自分や周囲、時間に対する意識がなくなるくらい「取り組んでいることに集中している」のです。
なぜそのような状態になれるかというと、脳で、
- 前頭葉でシータ波(リラックス状態)が発生
- 快楽を感じるドーパミン作動性報酬系が活性化
- 不安や恐怖を感じる扁桃体の機能が低下
しているからです。
そのため、
- 注意を向ける力・認知機能が強くなる
- 充実感・幸福感を感じることができる
- 不安や恐怖に囚われなくなる
ようになります。
その結果、自分や周囲、時間を忘れてしまうほど目の前の課題に「没入する」「夢中になる」という状態になることができるのです。
少し難しい話が続いてしまいましたが、実はみなさんの多くはフロー経験者なんです!
たとえば、中学や高校の入学試験、学校の定期テスト、資格試験の残り10分。「やばい!あと10分しかない…!なんとか終わらせないと!!」と追い込まれて、とてつもない集中力でやり切った経験があるのではないでしょうか。
他にも、なにがなんでも勝ちたかった部活動の試合もそうでしょう。負けられない戦いの中、相手の動きやボールの動きがわかるほど集中力を発揮した経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。
このように、そのとき自分が取り組んでいることと「一体になっているかのような没頭状態」のことをフローと言います。
ここからは、フローに入れると「どんな良いことがあるか」についてを解説していきます。全世界がフローに注目する理由が、ここにあります。
フローに入るとデキる人になれる!
フローに入ると私たちの
- 生産性が500%アップ
- スキル習得率が490%アップ
- 創造性が430%アップ
すると言われています。
生産性が500%アップする
フロー状態になることで得られることの1つ目は、「生産性が500%アップすること」です。
生産性が500%アップする、つまり500%増しになるということは、
- 6倍の成果をあげられる
- 6分の1の時間で完了できる
ということです。
500%アップとは、ある基準(100%)に対して500%増加したということ。つまり、元々の成果(100%)にプラス500%の成果があるということなので、100%+500%=600%=6倍の成果を上げられるようになるということです☝️
たとえば、1日8時間働いているとしましょう。その場合、たった1日で48時間分の仕事を完了することができるということです。つまり、たった1日で、1週間分の仕事を終えられるレベルで生産性が向上するというのです。
「俺 / 私は、一体毎日なにをやっていたんだ….。」と思ってしまいますよね(°▽°)
もちろん、すべての働く人に当てはまるわけではないです。しかし、少なくとも現状よりも短い時間で仕事を完了したり、成果を上げることができるようになるということです。
しかも、フロー状態に入っているときは疲労感さえも忘れてしまっているので、これまでと同じ時間かそれ以上の時間を使って、6倍以上の成果を上げていくことが可能になるのです。
スキル習得率が490%アップする
フロー状態になることで得られることの2つ目は、「スキルの習得率が490%アップすること」です。つまり、スキルを約6倍身につけやすくなるということです。
新しく何かに挑戦したり、学習を始めるたびに、
- なかなか理解できない・理解が遅い
- なかなか身につかない・容量が悪い
と感じているのであれば、フローに入れていないという可能性があります。
たとえば、「英語を習得したい!」と思っているとします。でも、日本だと使う機会も少なくて、なかなか勉強に身が入らなかったりしますよね。「勉強してるけど、思ったほどできるようにならない…」みたいな。
でも、「いざ海外旅行に行く!税関をクリアしないといけない!食事や買い物を楽しみたい!」となると、勝手に自分の持っているすべての力をフルに活用してしまいますよね。その結果、たとえ理想とは程遠くても、急に英語を使いこなせるようになりませんか?たった数日間だったとしても、帰国する頃には「いつも以上に英語ができるようになってる!」なんて経験をした方も多いのではないでしょうか。
フローに入ることができればば、このようにスキルの習得率もグッと高くなるのです。
創造性が430%アップする
フロー状態になることで得られることの3つ目は、「創造性が430%アップすること」です。つまり、約5倍のクリエイティビティを発揮することができるのです。
実はこれ、とってもすごいことなんです!
「集中」とは、1点に意識のすべてを向けることです。そのため、「特定のなにか」の生産性を上げたり、習得率が高めることが可能になります。選択するから集中できる、だから選択したものの向上が見込めるということです。素晴らしい魅力がある一方、「視野が狭くなる」という弱点があります。
しかし、フロー状態に入ることができれば、「発想力・創造性」まで高まるのです!
たとえば、販売促進の企画やSNS投稿の内容を考えているとします。アイディアは出てこないし、出てきたとしても「なんかな…」と頭を抱えたことは、誰もがあるのではないでしょうか。
しかし、フロー状態に入ることができれば、どんどんアイディアが湧いてくるようになります。フローに入っている最中にふとアイディアが降ってくることもあれば、フローから抜けた後にふと思い浮かんだりするのです。シャワー浴びていたら、アイディアが降ってきたというのは、まさにこの恩恵なんですね。
このように、生産性を上げてくれて、スキル習得も加速させてくれて、創造力まで高めてるフローに、あなたも入れるようになりたくないですか?
フローに入るためには、遺伝的な要素も関係していると言われています。「ナニソレ。そんなん運ゲーやん。無理ゲーやん。」って思いますよね?!
しかし、心配ありません^^誰でもフローに入れるコツが存在するのです!ここからは、フローに入るためのコツをお伝えします!
フロー状態への入り方
フロー状態になるためには、
- 自分の周りの環境
- 自分自身の状態
の2つを整える必要があります。
周囲の環境を整えよう!
フローに入るためにまずやるべきことは、「周囲の環境」を整えることです。周囲の環境を整えることで、「集中状態を邪魔されない状況」を作ることが大切です。
なぜなら、フローに入るには最低でも20分ほど時間がかかると言われているからです。その間に、他のことに注意が向いてしまうとなかなかフロー状態に入ることができません。そのため、集中を途切れさせてしまうものと距離を置く必要があります。
私たちの集中を途切れさせる代表的なものは「スマートフォンとその通知」、「人に話しかけられること」です。特にスマートフォンは目に入るだけでも、注意を持っていかれしまうという研究もあるほど強敵です。
まずは、
- スマホは別室など手に届かないところに置いておく
- 人に話しかけられたりしない状況にする
ことから始めていきましょう!
周囲の環境を整えたら、次は自分自身の状態を整えていきましょう!フローに入れるようになるまで、あともう1ステップです!
自分の状態を整えよう!
フローに入るためにやるべきもう一つのことは「自分自身の状態」を整えることです。
ただ周囲の環境を整えただけでは、フローに入ることができません。環境を整えた上で、自分自身をフロー入りやすい状態にすることが重要です。
フロー状態に入りやすくするためには、
- 心を落ち着かせる
- ゴールと課題を適切に設定をする
の2つが効果的です。
マインドフルネスで心を落ち着かせる
自分自身の状態を整えるためにやるべきこと1つ目は、「心を落ち着かせる」ことです。そのために役立つのが、マインドフルネス瞑想です。
マインドフルネス瞑想とは、今この瞬間の呼吸に集中することです。今この瞬間に注意を向けることで、集中力が高めることができます。その効果は高く、Googleなどの世界的企業の研修でも取り入れられています。
数分間でも問題ありません。まずは呼吸に意識を向けて今に集中することで、心を穏やかな状態にしていきましょう。
明確な目標と適切な課題を設定する
自分自身の状態を整えるためにやるべき2つ目は、「明確な目標と適切な課題設定」をすることです。わかりやすく言うと、「自分の最大限力」を発揮したら「なんとか達成できそう」な「具体的な目標」を立てるということです。
その目標を考えるときに大切なポイントは、
- どれくらいの時間で、どれくらいの課題を完了したいのか
- その課題は自分にとって少し難しいと感じるレベルになっているか
- 設定した時間が経ったときに、できた/できなかったを判断できるか
の3つです。
テストの残り時間が10分になったときを想像して、あの集中力で達成できそうなちょっと難易度の高い目標を決めてから、実際に課題に取り組み始めましょう!
まとめ|フローに入って圧倒的な成果を出そう!
ここまで、「フロー状態とはなにか」「フローに入るとどんなことが起きるのか」「フローに入るにはどんな工夫が必要なのか」についてお伝えしてきました。
フローとは、今この瞬間に取り組んでいることに「完全にのめり込んでいる状態」のことを言います。自分や周囲、時間のことを意識することなく高い集中力を発揮することで、「生産性」「スキル習得率」「創造性」のすべてが向上します。
このような魅力的な状態になるためには、課題に取り組むときの「周囲の環境」と「自分自身の状態」を整えることが必要になってきます。そのためには、「スマホや人に邪魔をされないように配慮すること」「マインドフルネス瞑想をすること」「明確なゴールと少し難しい難易度の課題を設定すること」の3つを行うとよいとされています。
フロー状態に入ることは、決して簡単ではありません。しかし、小さな工夫の積み重ねと鍛錬で集中力を高めること、フロー状態に入れる可能性を高めることは十分できます。
フロー状態に入って、圧倒的な成果を出していきましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました^^